PROFILE

中司 貴敏

工学部卒 1997年入社
中部支店 営業部 営業部長

製鉄の街として知られる北九州に生まれ育ち、父が港湾物流の仕事に就いていたことから、海上輸送関連に興味を覚えて自らも物流業界へ。営業部門を皮切りに、物流企画管理、操業管理部門を経験し、2018年から再び営業の最前線に。

CHAPTER.01現在の業務

一般営業部門として
製鉄所以外の仕事を開拓

入社して9年間は営業部門に在籍し、物流営業のいろはを学びました。その後、物流企画管理部門に移り、物流の効率化を検討する仕事に従事。どうすれば無駄なく無理なく輸送ができ、コスト削減を実現できるか。現状を分析しながら課題を見つけ、解決を図っていくことで、収益の向上に努めていく。そんな業務に約8年間携わったことで、営業とは異なる視点や知識、考え方を身につけることができました。
そして操業管理部門で2年間、輸送現場における実務部隊の管理者を経験したのち、再び営業部門へ。現在は、愛知、岐阜、三重の東海3県を担当エリアとする日鉄物流中部支店の営業部長として、10名のメンバーを率いています。愛知県には中部支店のほか、名古屋支店もありますが、主に製鉄所内の仕事を担う名古屋支店に対して、私たちは一般営業部門として製鉄所以外の仕事を担当。海上輸送をベースに、陸上輸送、港湾物流、物流倉庫を運用しながら営業活動を展開しています。

CHAPTER.02ターニングポイント

若手ながら采配を振るった
空港建設の輸送プロジェクト

ジョブローテーションによって様々な仕事を経験しましたが、一番好きなのは営業です。そう思うようになったきっかけは、入社5年目に担当した神戸空港の輸送プロジェクト。神戸沖の海上に新空港を建設するにあたり、巨大な鋼管杭や資材、土砂などを台船で輸送するというもので、日程調整から台船の準備、積み込みの段取りと立ち会いまで若手ながら采配を振るうことになりました。
大規模な建設工事だけに関わる業者の数は多く、それぞれの都合を合わせるのは至難の業。しかも、気象状況によっては船を動かせず、いろいろなアクシデントも重なり、心が折れそうになったことは一度や二度ではありません。それでもやり遂げることができたのは、お客様からの「ありがとう」の言葉に支えられたから。自分も役に立てたと思えて、仕事へのやりがいを感じました。お客様から直接感謝の言葉をいただけるのは営業職ならではの醍醐味でしょう。2年近くに及んだビッグプロジェクトが無事に完了したときは、心身ともにタフになったと実感、仕事に対する自信がつきました。

CHAPTER.03将来の展望

海外から国内への一貫輸送を
新たな収益の柱に育てたい

現在、当社では持続可能な会社にするために、製鉄所内の仕事だけでなく、製鉄所以外の仕事も増やしていこうと、一般営業部門の強化を図っています。
そうしたなか、私たちがとくに力を入れているのが、海外のお客様をターゲットにした、船舶による海外から国内への一貫輸送。その一例が、熊本県で目下進行中の半導体メーカーの工場建設です。中国やインドでつくられた設備や機器を熊本まで運び、現地でそれらを据え付けてプラントをつくりあげるという大型プロジェクトに、数年前から営業活動を開始。港湾業者や施工業者などと連携を図り、コスト面や安全面などを詰めて提案した結果、ついに受注に至りました。ものを運ぶというのは、当社だけでできることではなく、いろいろな人の手を借りて、チームワークによって成し遂げられるもの。だからこそ、プロジェクトに関わる人とはコミュニケーションを密にとり、心を通い合わせることを大事にしています。まずは、この輸送プロジェクトを無事に成功させること。そして、これを足がかりに、海外から国内への一貫輸送を大きな収益の柱に育てていきたいと考えています。

QUESTION.01会社の好きなところ&魅力は?

安定した経営基盤で
働きやすい職場環境

私が入社した当時は、日本国内における海上・陸上輸送の会社でしたが、事業統合を繰り返し行うことで、いまや会社の規模や業容も拡大。経営基盤の安定した大企業へと成長しました。それに伴い、福利厚生もよりいっそう充実。昨今話題の働き方改革についても率先して取り組んでおり、労働環境はますます良くなったと思います。組織内も上下の壁がなく、話しかけやすい雰囲気。転勤のある総合職の場合、みんなでタッグを組んで仲良く支え合っているのかもしれませんね(笑)。

QUESTION.02オフの過ごし方は?

子どもたちに感化され
マラソンにチャレンジ!

現在、単身赴任中のため、月に1、2回は北九州にある自宅に帰っています。大学生、高校生、中学生の3人の子どもたちは皆、陸上部。大会があれば、必ず応援に行くようにしています。子どもたちに感化されて、私も去年からマラソンにチャレンジ。土日は健康増進も兼ねて10kmを目安に走っています。先日の北九州マラソンには長男と一緒に出場。彼は2時間台で走るので、全然相手になりませんが、親子で同じスポーツを楽しめるのはうれしいですね。いつの間にか陸上一家になりました。

記載された写真および原稿は2023年3月時点のものです。