MEMBER
INTERVIEW

浅野 史俊

工学部卒 1994年入社
日鉄物流鹿島㈱ 物流技術部長

大学では電気工学を専攻。メーカーで「大勢の中の1人」になるより、存在感を発揮できる環境で働きたいとそれ以外の業種を志望。地元に製鉄所があり、その中で巨大な輸送車両が走っている様子を見て鉄鋼物流に興味を抱き、入社を果たす。

今の仕事

製鉄所内外の物流の現状を
分析し、改善していく

物流技術部は製鉄所内外の鉄鋼製品の物流に関し、業務プロセスや操業方法の改善策、さらには輸送車両やクレーンといった設備の新規導入などを立案し、計画を立て、各部署と連携しながら実行していく部署です。たとえば、鉄鋼製品を船舶に積む作業の場合、現状よりも迅速かつ少人数で行う方法の検討を行ったり、自動化のための設備導入を提案することもあります。この業務で大切なのは、客観的な数字で判断すること。現状を変えることは人員の配置に影響を及ぼし、設備投資を行うにも膨大な予算が必要です。つまり、どう効率化・省力化できるのかを具体的な数字で表すことが必要なのです。現場の作業にはまだまだ改善の余地がありますので、当社に適したソリューションを積極的に採り入れていきたいと思っています。

ターニングポイントになった経験

全ての経験が、
現在の仕事につながっている

これまで様々な部署を経験しましたが、全ての経験が自分の糧になっていると感じています。まず、最初に配属された設備を設計する部署では、大型車両などの設計を担当しました。その後、設備を保全する部署に異動。製鉄所内の数百台の設備を問題なく稼働させるために、現場の技術者と接する時間をたくさん持ちました。そして今、物流を改善する業務に従事しているわけですが、重機メーカーと輸送機器の仕様を調整する際、設計部門で培ったノウハウが大いに役立っています。また、業務プロセス改善について考えるときには、保全の技術者の意見を思い出して参考にすることもあります。このように、異動してもそれまでの経験が活かせることが多い環境で、常により良い成果を出せるよう全力で仕事に取り組んでいます。

将来の展望

業務改善を通じて、
サービスの価値を高めたい

物流の業務改善というミッションに対して、大きなやりがいを感じています。今後もこの業務を続け、鹿島製鉄所に限らず他の拠点でも仕事をしてみたいと思っています。業務改善は、プランを立てて実行し、成果を検証して、アプローチを変えて実行する。その繰り返しで、長期スパンで取り組んでいくもの。その中で「作業時間を何分短縮できた」「コストを何パーセント削減できた」というように数字で成果を確認できるのは、この仕事ならではの醍醐味です。物流をとりまく環境が大きく変化する時代を迎えており、お客様のニーズも多様化しています。モノを運ぶだけなら、他の会社でもできること。付加価値の高い物流サービスを提供し、選ばれる存在であり続ける。そのために、業務改善という側面から貢献していきたいと思っています。

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