谷田 涼

INTERVIEWEE.03

製鉄所の生命線となるディーゼル機関車で鉄をつくる現場をつなぐ

PROFILE

谷田 涼

2014年入社 スポーツ学科卒
鉄道オペレーター

ディーゼル機関車を運転し、製鉄の現場を支える

SECTION. 01 ディーゼル機関車を運転し、製鉄の現場を支える

高校時代は、ずっと野球に打ち込んでいました。卒業後も大学で野球を続けようと考えていたのですが、3年生の夏に甲子園へ出場し、自分の中で十分にやり遂げたという思いがあったので急遽進路を変更して就職することを決めました。
この会社に入社した理由は、会社見学を通してディーゼル機関車に魅力を感じたこと、また自分自身が人間的にも成長できる環境だと感じたからです。納得いくまで相談に乗っていただいたので、迷いや不安はありませんでした。現在は、ディーゼル機関車を運転し、「溶銑」という鉄鉱石を溶かしてできた鉄や「半製品」と呼ばれる板状や棒状に加工した鉄などの輸送を行っています。
製鉄所内では、高炉から溶銑をトーピードカーと呼ばれる特殊な貨車に積んで転炉へ運び、転炉でつくられた半製品をさらにさまざまな製品に加工する工場へ輸送します。この高炉〜転炉〜圧延工場間を結ぶ鉄道は、いわば製鉄所の大動脈。ここが止まると鉄を製造できなくなってしまうので、事故を起こさないよう常に安全を意識しながら、雨の日も夜間も3交替で大切な鉄を運びます。

大切な家族や仲間との絆が、仕事を頑張る原動力

SECTION. 02 大切な家族や仲間との絆が、仕事を頑張る原動力

仕事の知識や技術を習得するだけでなく、入社後は社会人としての責任感が身についたことを感じています。研修期間中はまだまだ学生気分が抜けなかったものの、仕事で経験を重ねていくうちに、大人としてのマナーやルールが自然と身につきました。
また、物流会社で働く一員として、万が一自分が事故を起こして会社の信頼を損なってしまうことのないよう、プライベートで車を運転するときも常に安全運転を心がけています。職場でも、勤務前のミーティングで安全について再確認する、体調管理に気をつけるなど、当社ではケガや事故のないよう安全対策を徹底して行っているので安心です。
そのほか、寮や社宅、住宅取得促進手当といった福利厚生が充実していたり、家族も参加できる全社のレクリエーション活動があったりと、この会社で働く魅力はたくさんありすぎて伝えきれないくらいですね。部内の仲間とも独自にレクを企画・開催しており、スポーツを楽しんだり海に行ったりと家族ぐるみで仲良くしていただいているので、妻や子どもも喜んでくれることが何よりもうれしいです。

仕事を続けてきたからこそ、初めて見える景色がある

SECTION. 03 仕事を続けてきたからこそ、初めて見える景色がある

コーチャーの指導期間が終わり、初めて一人で現場に入ったときのことは今も覚えています。自分だけではなく一緒に仕事をする仲間の安全を守らなければいけないという責任も感じ、当日はかなり緊張しましたが、無事に1日の作業を終えたときにはホッとすると同時に大きな達成感がありました。現在は、自分が思い描いた通りに作業がスムーズに進んだり、一緒に仕事を進めるパートナーと協力し合い、お互いに満足できる仕事が実現できたときにやりがいを感じます。
製鉄所内では、入社後3年目までのスタッフはヘルメットの色が赤色に統一されています。これは、新人の安全を守るための制度です。私はヘルメットの色が変わったときに、先輩たちに近づけたことがうれしくて、「また新たに頑張ろう!」という気持ちになりました。
今後は、仕事上のスキル習得や職場における信頼はもちろんのこと、人として安心感を与えられるような存在を目指していきたいです。後輩に対しても、話を聞いたり、一緒に食事をしたり、不安や疑問を少しでも解消できるようサポートできればと思っています。

OFFなにしてる?

家族と過ごす時間を大切に

入社2年目に結婚し、現在2人の子どもの父親です。普段は仕事でなかなか一緒にいられない分、休日は家族と過ごす時間を大切にしています。また、最近自分の家を建てたので、これから新しい家で家族と暮らすことが一番の楽しみですね。家については、自分はあまりこだわりがないので妻の希望を優先しました(笑)。今後の夢は、自分の母校が甲子園に出場したときに、家族と一緒に現地に行って応援することです。子どもたちにも、甲子園の素晴らしい雰囲気をぜひ味わってほしいと思っています。

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