日鉄物流 社船

安全に、確実に、お客様のもとへ荷物を運ぶために

2012年入社 甲板部 一等航海士竹村 忠将

“「荷物に関わる責任者」としての使命感

SECTION. 01 「荷物に関わる責任者」としての使命感

一等航海士は荷物に関わる責任者であり、荷物を積んでから降ろすまで、“安全に確実にお客様のもとへ荷物を届けること”が最大の使命です。入港後の荷役当直では、製鉄所のステベが行う荷物の積み揚げを監視することが主な役割。当社の積み方の基準通りに積んでいるか、船の動揺により荷崩れしないように積まれているかなどを確認します。もちろん航海中も、突然風が吹いて予想以上の波が来て揺れることなどもあるので、荷物を守るために細心の注意を払うことを怠りません。そのほか、船体整備作業の立案・実施、甲板関係の部品や船用品の管理、清水の管理、船体喫水の管理なども行います。また、航海当直では船長に代わって操船を担当。舵をとるということは乗組員の命を預かることになるため、責任は重大です。

自然を相手に、安全な運航のために最善を尽くす

SECTION. 02 自然を相手に、安全な運航のために最善を尽くす

航海士として一番大切なことは、船舶の安全な運航を担うことです。いかに安全に荷物を届け、ケガをすることなく作業を進められるかを常に意識しています。航海ごとに異なる荷物を積み、大自然を相手に仕事をする中で、無事にお客様のもとへ荷物を運び終えたときにやりがいを感じられる仕事です。また、当社では鉄鋼製品に限らず、新幹線や地下鉄などの各種車輌や橋梁、プラント類などの輸送も行っており、そのような社会インフラを支える仕事に携わっているという点にも誇りを感じています。実際、新幹線を利用して自宅に帰るときなど、「自分たちの仕事が世の中の役に立っている」と実感できる場面も少なくありません。このようなダイナミックな仕事は、貨物船の船員だからこそ体験できることだと思います。

常に向上心を忘れずにプロとして仕事と向き合う

SECTION. 03 常に向上心を忘れずにプロとして仕事と向き合う

当社では若手を積極的に採用し、さまざまな研修を通して育成しています。船員の仕事は、最初に基礎を徹底的に身につけることが重要です。私自身、どのように説明したら伝わるか、理解してもらえるかなど、日々試行錯誤しながら後輩の指導に携わっています。安全にスムーズに仕事を進めるためには、コミュニケーションが不可欠。普段から積極的に声をかけるよう心がけています。船員という職業は、一歩間違えると命にも関わる仕事です。プロとして常に向上心をもち、「船が好き」という気持ちを忘れずに、一人前の航海士や機関士を目指してほしいですね。今後の目標は、30代のうちに船長になること。先輩や船長にさまざまな経験と知識を教わりながら、船員からも会社からも信頼される船長を目指していきたいです。

安全に、確実に、お客様のもとへ荷物を運ぶために

SECTION. 04 船内での1日のスケジュールを教えてください

一日のスケジュール

SECTION. 05 船内の休憩時間は何をしていますか?

基本的に、寝られるときは寝ています。そのほか、最近はスマホで趣味の動画を観ていることが多いです。一日休みのときは、着いた港のおいしいものを調べて食べに出かけたり、お酒を飲んだりしてリフレッシュ。船のメンバーと食事に行くこともあります。和気あいあいとした雰囲気の中で、仲間と距離を縮める大切なコミュニケーションの機会になっています。

SECTION. 06 1ヶ月の休暇期間は何をしていますか?

待ちに待った長期休暇!乗船中は子どもに会えない分、休暇中は一緒にいられることがうれしいです。やりたいことは多々ありますが、帰宅した安堵感からまずはゆっくり寝たいというのが一番です。子どもが休みの日は、遊園地や大きい公園にでかけたり、海釣りにでかけたり。最近は日曜大工にハマっていて、先日は家の目隠しを家族みんなで手作りしました。

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