日鉄物流 社船

一つひとつ基礎を積み重ねて先輩たちに近づきたい

2019年入社 甲板部 甲板部員森 かいり

“乗船体験を通して職場の魅力を感じ、入社を希望

SECTION. 01 乗船体験を通して職場の魅力を感じ、入社を希望

小学校6年生まで沖縄に住んでいたこともあり、子どもの頃から海を身近に感じていました。海上技術学校に進学したのは、普通科で学ぶよりも実践的な技術や知識を身につけられることに魅力を感じたからです。この会社を知ったきっかけは高校2年生の乗船体験でした。夏休みの1週間ほど当社の船に乗り、職場の雰囲気も良かったので入社を希望。入社後は船員向け研修のほか、陸上で働く同期と一緒に新人研修を受講しました。船上では掃除や洗濯など身のまわりのことは自分で行います。当社の船には必ず司厨が乗船し、毎食おいしい食事を用意してくれるので本当にありがたいですね。お気に入りのメニューはオムライスです。長期間にわたり船で働きながら生活を送る上で、食事面の充実はとても大切だと思います。

陸では見られない景色に出会えることが船の魅力

SECTION. 02 陸では見られない景色に出会えることが船の魅力

甲板部では、航海中は4時間の船橋当直を交代で1日2回行っており、現在は一等航海士の先輩にマンツーマンで指導していただいています。当直中の主な業務は、ブリッジでの船の見張りや4時間ごとの気象の記録など。停泊中に錆打ち・錆止めなどの船体整備を行うのも甲板部の仕事です。また、船内の掃除は新人に任されていて、厨房と船員室以外の共同スペースは責任をもって毎日掃除を行っています。そのほか、着岸時・離岸時に係留用ロープやアンカーの準備・回収を行うのも重要な作業。私は一等航海士の指示のもと、ウインドラス(揚錨機)でロープの調整などを行っています。船で働く魅力は、最高の景色と、全国さまざまな場所に行けること。とくに朝日や夕日、星空は、陸とは比較にならないほど美しい景色に出会えます。

乗船経験を重ねるたびに少しずつ成長を実感

SECTION. 03 乗船経験を重ねるたびに少しずつ成長を実感

初めて乗船したときは、自分が何をすればいいのか、いつ休んでいいのかわからず緊張の連続でした。その頃の自分と今の自分とを比較すると、船の仕事の流れなどが分かってきて少しずつ成長できていることを感じます。チームワークが重要な船の仕事では、人間関係も大切な要素です。笑顔や挨拶を基本に、周囲の方々と積極的にコミュニケーションをとることを心がけています。一等航海士の先輩は、知識が豊富で仕事の効率が良く、どんな質問にも丁寧に答えてくださる尊敬できる存在。今の目標は、先輩に少しでも近づき、まずは1人ワッチ(単独当直体制)を完璧にできるようになることです。そして、将来的には船長を目指したいと思います。そのためにも基礎をしっかりと身につけて、経験を積み重ねていきたいです。

一つひとつ基礎を積み重ねて先輩たちに近づきたい

SECTION. 04 船内での1日のスケジュールを教えてください

一日のスケジュール

SECTION. 05 船内の休憩時間は何をしていますか?

休憩時間は、横になってリラックスして過ごすことが多いです。あとは、携帯ゲームをしたり、食堂で先輩たちと映画を観たり、仕事中のメモを見返したり。航海中も電話やWi-Fiがつながるので、陸上での過ごし方とあまり大きく変わらないかもしれません。時間があるときは船を降りて出かけることもあり、北海道では先輩たちとジンギスカンを、仙台では船長とパンケーキを食べに行きました。

SECTION. 06 1ヶ月の休暇期間は何をしていますか?

船を降りると長崎の実家に帰ります。目が覚めたら家にいる、それだけで安心しますね。長期休暇中は、船員として働く学生時代の同級生や友人とドライブにでかけたり、旅行や魚釣りなどを楽しんだりしています。挑戦したいことはたくさんありますが、次の休暇では、パラグライダーなどこれまで経験したことがないものにもチャレンジしたいと思っています。

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